秋におすすめの色☆フォレストグリーン☆

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今月もラジオを聴いてくださってみなさん、ありがとうございました!

今月のテーマは「秋におすすめの色~フォレストグリーン」でした。

フォレストグリーンとは、ほんのりと青みがかったくすんだ深めの緑。深緑。
フォレストは森林という意味で、小さな森林ではなくて、とても広い範囲・・・熱帯雨林のような森林という意味を持ちます。
森林が生い茂っているような深みの緑。
熱帯雨林のジャングルの中のようなうっそうとした緑で、
深い森の中、緑の中に影ができているような濃くてはっきりとしていて、少し暗めの緑です。

秋のこの季節・・・真夏の太陽が真上から降り注ぐのに対して、秋のおひさまの光は斜め上から注ぎます。
光が斜めから注ぐと、陽射しも柔らかくなりますが、
光の色も優しく、柔らかくなり、景色がとても美しく見えます。
ただ、だんだんと日照時間が短くなってくるので、最近は「秋うつ」といって、秋になると、季節性のうつになりやすい方も増えているようです。

木々の葉も、緑から赤や黄色、茶色に変化していく美しさを感じると共に、
少し寂しさも感じてしまいますね。
このもの悲しくなってしまう気持ちを癒すのに、色の力を使うことができます!

色を見ると、体のホルモン分泌が刺激されることがわかっています。
緑を見ると、アセチルコリンというホルモンが分泌され、このホルモンは「安心感」を与え、ストレスを解消してくれます。
秋に気持ちが沈みがちになるのは、目に入る緑が減っていくことで、そわそわとした気持ちになりやすくなってしまうことも理由のひとつ。
秋から冬にかけてのこの時期、あえて積極的に緑を取り入れてあげたいですね!


特に、フォレストグリーンは、ほんのり青みがかった緑なので、青色の要素も含まれます。
緑に、青の冷静さも加わることで、より一層落ち着きを増してくれる色でもあります。
青を見るとセロトニンという「精神の安定」を与えてくれるホルモンが分泌されます。
季節性のうつの原因のひとつに日照不足によるセロトニン不足が原因になるとも言われています。青の含まれたフォレストグリーンを見ると、セロトニン不足も補えるかもしれません!


秋の色というと、ハロウィンのオレンジや紅葉の赤や茶色など、暖色系の色をイメージされる方が多いかもしれません。
明るい緑や黄みがかった緑ではなく、フォレストグリーンのような深緑ですと、秋のオレンジ系の色とも、馴染みやすい色味です。
緑が少なくなっていくこれからの時期だからこそ、あえてグリーン!深みの緑のフォレストグリーンを意識して取り入れてみますと、心穏やかに、秋、冬へ向かっていく心と体の準備を整えていけると思います。

ニットのカーディガンやワンピースなど、秋から冬にかけて、フォレストグリーンの深い緑の洋服を用意してあげてもいいかもしれません。ひざ掛けなどにも。
春夏のフレッシュな緑でなく、秋冬の落ち着いた緑。ぜひ取り入れてみてくださいね。